スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「カッコ悪いのが、カッコイイ」

先日、あるイベントに参加してきました。
パソナグループ職博「若者のチカラ」です。

お目当ては「ニート」という言葉を広く知らしめた(とされている?)ことでも有名な労働経済学者、
東大社会科学研究所の玄田有史氏のセミナーです。

玄田氏の著書には「仕事のなかの曖昧な不安-揺れる若年の現在」、
「ジョブ・クリエイション」などがあります。


パソナグループの南部靖之代表がファシリテーターということもあって、
以前からセミナーを楽しみにしていました。

セミナーはこれから就職活動を行う学生やフリーターの方へのメッセージがメインでした。

その中で、特に印象深かったのは、
「壁にぶつかったら、立ち止まらずにうろうろしてみる」というメッセージです。

これは元フジテレビプロデューサーの横沢彪氏が、
吉本興業の常務時代の新入社員に対して送った言葉だそうです。
新人が仕事の壁にぶち当たることは当然だ。
その時壁を乗り越えようなどと思うな。
そんなに世の中は甘くない。
ただ壁の前をうろうろしていることが重要だと横沢氏は新人に語りかけたそうです。

高度で複雑な社会で様々な要因が絡み合って生じる問題を、
簡単な方程式で解こうとすることには無理があります。
というよりも、社会というものは理不尽で矛盾して意味不明なのが当たり前で、
それは人間といういい加減な生き物で成り立っているから仕方ないのです。

・・・以前、玄田氏の著書を読んで、データの扱いや論理の組立て方などから、
とてもロジカルな経済学者という印象を受けました。
そんな玄田氏だからこそ、この『テキトー』なメッセージに説得力があります。

「頭で理解できなければ、動けない」というのは言い訳で、
「わからないけど、やってみる」ことが時には大切なのです。


そして、うろうろする際の心構えとして、選択に迷った時にどうするかについて、
二人の著名人のお話を紹介していました。

「迷った時には危ない方に行くと決めている」
これは芸術家の岡本太郎氏の言葉です。
岡本氏の著書「原色の呪文」の中にも、似た言葉がでてきます。
「迷ったら、失敗する可能性が高い方、自分がダメになる方を選べ。
そうするとエネルギーが湧いてくる」
根拠はありませんが、なんとなく分かる気がします。

もう一人は、演出家のテリー伊藤氏の言葉です。
「迷ったら、あとで笑える方に行く」私もそうありたいと思っているので、とても共感します。

ちなみに、ファシリテーターの南部氏は、
「迷ったら、やる」という持論があるそうです。

さらに、ソフトバンクの孫正義社長を引き合いに出して、
孫氏は、
「迷わずに、やる」
というようなことを言っていたそうです。
日々、決断を求められる経営者ならではの言葉だと思います。

話がそれましたが、「うろうろする」ということが、重要なのはなんとなくわかったような気がします。

しかし、私にはどうしても「うろうろする」ことが格好いいとは思えなかったので、
玄田氏に質問しました。

「うろうろするのって、カッコ悪くないですか?」

すると、玄田氏は

「カッコ悪いのが、カッコイイんです。」

と理不尽な回答。

「なるほど、ますます訳が分からなくなりました。」

白黒はっきりつければ、いいわけじゃない
人生に正解なんてない
あなたにはカッコ悪いことが、私にはカッコイイこともあるんだよ

先憂今楽というポリシーを貫くために、
「うろうろすること」を楽しみたいと思った日でした。



たまには、こんな『テキトー』なブログでもいいかな。
スポンサーサイト
プロフィール

KOU.

  • Author:KOU.
  • 1981年生
    高等専門学校、大学院にて機械力学・制御工学を基礎とした振動制御に関する研究を行う。

    2006年
    某人材紹介会社入社
    エンジニアの転職サポートを志し、人事から求人ニーズをヒアリングする企業担当を経験。
    自動車、家電、半導体、精密・計測器、化学業界、総合商社など各企業の人事から採用ニーズを直接伺ってきた経験を活かし、第二新卒からエグゼクティブ層まで、これまでに1000人以上のビジネスパーソンに対してキャリアカウンセリングを行っている。

    [KeyWord]
    人材ビジネス/人材紹介/経営/人材開発/組織論/人事/CHO/HR/キャリアディベロップメント/カウンセリング/コーチング/MBA/MOT/技術経営
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
フリーエリア
twitter
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。